時間からも隔離されてしまっている古城。その闇の中に沈む牢で、男は思考すらも停止しかけていた。戦いに敗れ、仲間を全て失った彼に、命は意味を持たない…。ただただ苦痛を感じるために生きさせられていたのだった。しかし、彼に異形の美女が魂をもたらせた。粗末な、だが温もりのこもった、ちっぽけなわら人形…不幸のお守りである。「過去へ戻り、ナターシャを救うのです。そして、私を説得してください。あなたを信じるように…。」それが彼女の望みだった。過去へ戻った男はエドと名乗り、伝説の勇者の息子・カケルと、伝説のドラゴンナイトの息子・セイルとともに、ルシファー打倒の旅に出るのだった…。旅の途中で出会った戦士達を励まし、叱咤し、仲間として迎えるが、ルシフォン軍の勢力に対し、彼らはあまりにもちっぽけだった…。壮絶な戦いの中で身体を重ね合わせる者たち…。運命に抗うにはあまりにも人は小さな存在…。だから、身を寄せ合い、心を暖めあう…!!果たしてエド、カケル、そしてセイル達はルシファー軍に勝てるのか